2015年7月29日にリリースされた「Windows 8.1 Update」(Windows 8のアップデート版)の後継バージョンで「最期のWindows」と呼ばれているのが「Windows 10」だ。
マイクロソフトは、
95→98→XP→Vista→7→8→8.1
といったような、これまで行ってきた「メジャーアップデート」やめることを宣言したのだ。
機能面でいえば、Windows10は、「Windows 7」と「Windows 8.1」のいいとこ取りをしている。
Windows7から8にアップグレードした際になくなってしまったスタートボタンが復活し、またInternet Explorerより大幅にパワーアップしたブラウザ「Microsoft Edge」を搭載したことが大きな特長だ。
fireFox,Chrome,safariでもできるアドレスバーに直接検索ワードを入力してWeb検索が行えるようになったほか、
表示されたWebページヘ手書き入力をしてノートとして保存したりすることもできる。
そのほかPC内のファイル検索機能がよりスピーディで便利になっていることを体感できるのだ。
また、マルウェア対策機能「Windows Defender」や、
内蔵指紋や顔など本人しか持ち得ない体の一部を使ってログインが行える「Windows Hello」、
XBOXゲーム機のタイトルがそのままPCでプレイできる「Xbox App」なども魅力だ。
windows10の不具合
windows10のアップグレードで心配なのは、不具合だ。
Windows10は、リリース以降、すでに細かい不具合を修正するプログラムを幾度か発表するなどして、”進化”を続けているが、ここで、Windows8.1の時と比べ若干不便となった点が3つある。
1つ目は、Micorosoft Edge上で全画面表示ができないこと。
IE上なら、ファンクションキーで通常表示と全画面表示が簡単に切り替えられたが、
Edgeでは設定メニューにもその選択ができないようになっている。
2つ目は、サードパーティのIMEを既定として設定した場合、十分に機能が働かないケースがあること。
たとえば、Google IMEを使って中国語を入力する場合、Windows8.1までなら、ボタンひとつで簡単に簡体字と繁体字を切り替えることができた。
ところが、Windows10上では、そのボタン表示が機能しなくなってしまっているのだ。もし、繁体字を入力したい場合は、設定欄で「キーボードの追加」と進み、「Bopomofo」を選び、その詳細設定にある「keyboard standard」のところで「hanyu pinyin」を選ぶなどの方法で対応する必要がある。
なお、手書き入力の際に、簡体字と繁体字を相互に変換できるユニークな機能もあるので、必要に応じて利用してみたいものだ。
3つ目はそれほど大きな問題ではありませんが、Windows8.1の際はディスプレイ右側からも電源オフに進めたのが、そのボタンが見当たらくなったこと。嗜好性の問題に過ぎないが、どうしてなくなったのかちょっと気になるところだ。
でも、アップデートはやっぱり やーめたってやめたいこともある、、
windows10のアップデート方法と戻す方法
Windows 7 Service Pack 1、またはWindows 8.1(Windows 8.1Updateが適用された状態)の状態であれば無料でWindows10にアップグレードができる。
Windows8を使用している場合は、いったん8.1にアップグレードし、さらに最新状態に更新しておく必要がある。
また、無料アップグレード期間は2016年7月28日までとなっているので注意が必要だ。
アップグレードの方法は実に簡単で、以下のURLにて更新プログラムを入手することができます。
クリーンインストールする場合は、 USB フラッシュ ドライブまたは DVD を使って独自のインストールメディアを作成し、インストールプログラムを実行する。
途中、シリアル番号の入力を求められたら、手持ちのものを入力すること。
Windows7、または8.1のもので大丈夫です。いずれにしても、サイト上に詳しい説明があるので、参考にしてほしい。
一方、Windows 10 にアップグレードしたものの、周辺デバイスがまだWindows10対応でなかったり、
あるいは操作性がしっくりしないことを理由にWindows7(あるいは8.1)に戻したいと考えた場合は、
アップグレードした日から1カ月以内であれば、元のバージョンのOSに戻すことができる。
設定の「更新とセキュリティ」に進み、「回復」をクリック、「更新とセキュリティ」→「Windows 7 に戻す」→「開始する」と進めだOKだ。
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