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税別2万円切りの7型Android 9搭載タブレット、NEC「LAVIE Tab E(TE507/KAS)」(Impress Watch)

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税別2万円切りの7型Android 9搭載タブレット、NEC「LAVIE Tab E(TE507/KAS)」
[元記事]
 NECパーソナルコンピュータ株式会社は1月21日、7型~10.1型のAndroid搭載タブレットを4機種発表した。【この記事に関する別の画像を見る】 このなかからエントリーモデルに相当する「LAVIE Tab E(TE507/KAS)」が編集部から送られて来たので、試用レポートをお届けしたい。
■税別イチキュッパの7型タブレット
 今回発表のあった機種は、TE710/KAW(Snapdragon 450/4GB/64GB)、TE708/KAS(MediaTek Helio P22T/4GB/64GB)、TE508/KAS(MediaTek Helio A22/2GB/32GB)、TE507/KAS(MediaTek MT8321/2GB/32GB)の4つ。後ろ2桁の数字がパネルサイズだ。
 SoCは最上位のみSnapdragonでほかはMediaTek製と、モデルによってすべて異なっている。価格は順に税別39,800円前後/31,800円前後/23,800円前後/19,800円前後。最上位とエントリーで約倍の差がある。
 前モデルと比較してハードウェア的な性能アップはもちろん、8型と7型に関しては新筐体を採用。狭額縁化している。ソフトウェア的にはOSがAndroid 9、そして独自の「キッズモード」を搭載となる。
 今回紹介するのは、このなかで唯一の7型でありエントリーモデルのTE507/KAS。おもな仕様は以下のとおり。
 SoCはMediaTek製の「MT8321(1.3GHz/4コア)」。ホームページで仕様をみると、CPUコアがCortex-A7@1.3GHz/4コア/32bit/LPDDR3で、GPUコアがMali(ビデオエンコードH.264、デコードH.264/MPEG-1/2/4)、カメラ800万画素/フルHD/30fps、Wi-Fi 4(b/g/n)など、今どきのSoCとしてはかなり性能が低い。
 メモリは2GB、ストレージはeMMC 32GB、OSはAndroid 9。ディスプレイはタッチ対応の7型IPS式1,024×600ドットとなっている。
 ネットワークはIEEE 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0。インターフェイスはMicro USB、microSDカードスロット、スピーカー(モノラル)、ヘッドフォンジャック。センサーはGPS、加速度を搭載。カメラは前面背面ともに200万画素。前面カメラは顔認証に対応する。
 サイズは102.9×176.3×8.3mm(幅×奥行き×高さ)、重量が約236g。バッテリ駆動時間は約9.7時間。税別店頭予想価格は19,800円前後だ。オプションでスタンドにもなる保護カバーや液晶保護フィルムも扱っている。
 筐体は前面がブラック、背面がシルバー、見た目や質感は価格を考えれば悪くない。写真からそれなりに狭額縁なのがわかるだろう。また重量が実測235gとスマートフォン約2台分ほどなので、サイズ感が異なる分、持つと軽く感じる。Nexus 7(2012)の比較写真からも、7型としてはコンパクトだ。
 前面はパネル中央上に前面カメラとスピーカー。背面は左上に背面カメラ。左側面にmicroSDカードスロット、下側面にMicro USB。右側面に電源ボタンと音量±ボタン。上側面にヘッドフォンジャックを配置。付属品はACアダプタ(5V/2A)、USBケーブル、イジェクトピン。
 7型のディスプレイは明るさ、コントラスト、発色、視野角すべて良好。設定/ディスプレイ/カラーモードで、標準/暖かい/冷たいなど色温度の設定にも対応している。もちろんタッチも問題ない。
 発熱は試用した範囲ではまったく気にならず。サウンドはDolby Audio対応で、クイックアクセスからダイナミック/映画/音楽/カスタムの設定が可能だ。
 スピーカー出力はモノラル。最大にしてもパワー不足でとりあえず聴ける程度。ただし音質自体はそれほど悪くない。ヘッドフォン出力はパワー不足で、レンジも狭く抜けも悪くこもった感じだ。ある程度音にこだわるなら、BluetoothのコーディックがSBC/AAC/aptX(HD)/LDACに対応しているので、こちら経由にした方が無難だろう。
 カメラに関しては前面背面ともに200万画素なので今回作例は見送った。設定は2M(4:3/5:3)、動画(720p/480p)、ISO自動/100~3,200、ホワイトバランス(自動+7種類)、露出±2など。機能はカラーフィルタ(7種類)に対応する。
■初期セットアップ
 初期セットアップは、Wi-Fiに接続後、Googleアカウントなどは設定せず、新規として作業した。ご覧のように6画面で終了し、Home画面が現れる。面倒もしくは難しい部分もなく、これなら初心者でも簡単にできそうだ。
 タブレットの保護はパターン/パスワード/PINに加え顔認識にも対応している。設定自体は簡単であるが、前面カメラの性能が低いせいか、(普通のスマホなら大丈夫程度の)少し暗いところでは登録できないケースが多かった。ただし一旦登録できれば、眼鏡の有無に関わらず即時に認識された。
■info.Boardウィジェットが中央に陣取る独特なHome画面
 初期起動時のホーム画面は1画面。中央にinfo.Boardウィジェットがドン! と陣取る同社独特のものだ。Dockにサポートフォルダ、Googleフォルダ、YouTube、Yahoo!Japan、Microsoftフォルダ、フォトを配置。上から下へのスワイプで通知エリア、下から上へのスワイプでアプリ一覧。壁紙長押しで、ホーム画面/ウィジェット/壁紙変更など、多くの操作は一般的だ。
 またご覧のように、初期設定では[戻る]などのナビゲーションバーがない「ジェスチャーモード」になっている。iPhone X系的な操作感であるものの、使いにくい場合は、設定/ディスプレイで一般的なナビゲーションバー=「クラシックモード」に切り替えることもできる。
 Androidのバージョンは9。ストレージは32GB中約6GBが使用中だ。IMEはiWnn IMEがインストールされている。
 インストール済みのアプリは、「オリガミ」(Webへのショートカット)、「お客様登録」、「カメラ」、「カレンダー」、「サービス」、「さとふる」、「パスワードマネージャー」(Webへのショートカット)、「フォト」、「マップ」、「らびぽパーク」(Webへのショートカット)、「音声レコーダー」、「時計」、「設定」、「電卓」、「翻訳」、「連絡先」、「Chrome」、「Dolby Audio」、「Duo」、「Excel」、「Files」、「G CROWN」、「Gmail」、「Google」、「i-Filter」、「info.Board」、「LAVIEアシスト」(作動対象端末でないため利用できません)、「OneDrive」、「OneNote」、「Outlook」、「Playストア」、「Playムービー&TV」、「PowerPoint」、「Skype」、「Travelzoo」、「U-NEXT」、「Word」、「Yahoo!Japan」、「YouTube」、「YT Music」。
 容量の関係もあるので、一部がWebへのショートカットになっているはいいとして、驚いたのは“動作対象端末でないため利用できません”となったLAVIEアシスト。さすがにプリインストールのアプリなのに使えないのはないだろう(サポートフォルダにも同アプリは入っている)。
 本機に限らず全機種の独自機能として、“キッズモード”が挙げられる。仕掛け的には設定/ユーザーの拡張になっており、利用できるアプリや利用時間などが制限できる。ただ重箱の隅をつくようで申し訳ないが、いくら子供が対象でも“利用させるアプリ”という表現はないと思う(“利用できるアプリ”などとすべきだろう)。
 加えて初期起動時、どこにもショートカットがなく、設定/ユーザーにたどり着くまでキッズモードの存在に気がつかない。何かわかりやすいかたちでホームに置いた方がいいのではないだろうか。
 ウィジェットは、「カレンダー」、「ドライブ」、「ホーム画面のヒント」、「マップ」、「マルチユーザー」、「時計」、「設定」、「翻訳」、「連絡先」、「Chrome」、「Gmail」、「Google」、「info.Board」、「OneDrive」、「OneNote」、「Outlook」。
■エントリーモデルとはいえ、2020年の端末としては低過ぎる性能
 ベンチマークテストは簡易式だが、AnTuTuベンチマークとGoogle Octane 2.0の結果を掲載する。AnTuTuベンチマークは通常版が動かず、軽量版のAntutu Goを使用したので、通常版とスコアの比較はできない。
 スコアは47,125。参考までにHUAWEI P20 Pro HW-01K(2年前のハイエンド)で測定したところ285,361と約6倍だった。Google Octane 2.0のスコアは2,207。これもP20 Proの約6分の1。初期設定時「やけに遅いな」と思ったが、納得といったところ。筆者は比較的遅さには寛大な方だが、2020年出荷のデバイスでここまで遅いのはさすがに厳しいだろう思ってしまった。
 バッテリ駆動時間は、明るさ、音量ともに50%。Wi-Fi接続でフルHD動画を連続再生したところ約9時間半でバッテリが切れた。仕様上、約9.7時間なのでほぼ仕様どおりで、7型エントリークラストしては一般的だ。
 最後に余談(苦言?)を。おそらく本機はラインナップ上、2万円切りの価格設定がゴールで、それを実現可能なパーツを組み合わせてできたのだろう。質感やサイズ感、パネル自体は問題なく、パッと見よくできている。
 しかし、Webサイトでも見ようと思うとレンダリングが遅すぎて開く気になれず(いくら安価とは言え、2020年販売のデバイスでGoogle Octane 2.0のスコアが2,000程度というのはいかがなものか)、では動画視聴でも、と思うと、動画自体はコマ落ちもなくスムーズに再生されるが音が貧弱。アプリの動作もモッサリ。何をしても待たされる。カメラも200万画素で画質は良くない。初心者や子供が使うにしても、これではいささかストレスが溜まりそうだ。
 以上のようにNEC「LAVIE Tab E(TE507/KAS)」は、MediaTek MT8321/2GBメモリ/32GBストレージ/7型IPS式1,024×600ドットパネルを採用、税別2万円を切るエントリー向けのAndroid 9搭載タブレットだ。狭額縁となった新筐体は、非常にコンパクトで持ち運びに適している。
 外側の完成度は高いが、SoCがあまりにも弱く、何をしても遅い。そのあたりを割り切って使う必要がある。

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