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au「かえトク」本当にお得なのか(アスキー)

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au「かえトク」本当にお得なのか
[元記事]
auが残価設定型の「かえトクプログラム」を提供開始。「auでスマホをかえ続けたほうがトク」と思わせるのが、KDDIの狙いといえそうだ。【もっと写真を見る】

 2月21日、KDDIによるスマホの新しい購入プログラム「かえトクプログラム」の提供が始まりました。特徴は自動車のような「残価設定型」で、高額化するスマホが買いやすくなる仕組みとして注目されています。
 
■最新折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip」も約12万円に
 今春から始まる5Gサービスではスマホの高価格化がさらに進むと予想されており、単純な一括購入や分割購入では負担が大きくなりすぎる傾向にあります。
 
 KDDIのかえトクプログラムは、スマホを2年間使用して機種変更し、もとの端末を返却すれば、機種ごとに設定された「残価」の支払いが不要になるというものです。
 
 たとえば約18万円の縦型折りたたみスマホ「Galaxy Z Flip」の場合、かえトクの残価は約6万円に設定されています。2年で機種変更すれば、約12万円の支払いで済むことになります。
 
 総務省による規制にも抵触しません。通信と端末のセット割引は2万円までに制限されていますが、かえトクで端末を購入する際にauの回線契約は不要。誰でも利用できるので、価格設定はKDDIの自由というわけです。
 
■「残価」は2年後の市場価格を想定
 かえトクが登場した背景には、通信と端末の分離による競争環境の変化があります。「実質0円」のように、毎月の通信料金で回収することを見越した端末の安売りは事実上できなくなりました。
 
 かえトクでも、残価を極端に高く設定すれば「実質0円」を実現できそうに思えます。しかしそんなことをすれば、他キャリアのユーザーが端末だけを購入するためauショップに殺到するはず。これではKDDIは大赤字です。
 
 残価の設定はKDDIの裁量によるものとなっていますが、実際には2年後の市場価値を想定した妥当な水準に落ち着きそうです。たとえば「iPhone 11」の64GB版では、残価は約41%に設定されています。
 
 残価を免除してもらうには端末を返却することになりますが、画面割れなどの故障時は追加料金が必要になります。「もっと高く売れるはずだ」と思うなら、普通に端末を購入し、2年後に中古ショップに売るという選択肢もあります。
 
 2年半前に登場した「iPhone X」の場合、中古の下取り価格は定価の35%程度まで下がっています。本体の状態や付属品の有無など、査定によっては30%を切るでしょう。そう考えると、かえトクのほうがお得な場面というのはたしかにありそうです。
 
■「かえ続けるとトク」と思わせる仕掛け
 かえトクの登場で、スマホ市場はどう変わるのでしょうか。まず予想されるのがiPhone人気の高まりです。iPhoneは中古下取りの相場が高く、残価は40%前後と高く設定されています。これに対してAndroidスマホの残価は20~35%程度と、割引の少なさが強調される結果になっています。
 
 かえトクは誰でも利用できるキャリアフリーが特徴とはいえ、ドコモの回線を使うためにauショップで端末だけを買う人は少数派でしょう。ショップの販売現場ではau回線に誘導する施策を打ち出すことも予想されます。
 
 また、「かえるとトク」になる条件をしっかり理解しておかないと、2年後に思わぬ残価の支払いが発生することになります。ショップ店員に勧められるまま、機種変更する人も出てくるのではないでしょうか。
 
 法改正により、たしかに端末と回線をセットにした「縛り」はなくなりました。その代わり、「auでスマホをかえ続けたほうがトク」とユーザーに自発的に思わせるのが、KDDIの狙いといえそうです。
 
文● 山口健太 編集● ASCII

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