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ディスプレーとカメラはハイエンド並みで3万円を切るスマホ「TCL PLEX」(アスキー)

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ディスプレーとカメラはハイエンド並みで3万円を切るスマホ「TCL PLEX」
[元記事]
今回レビューするのは、TCLのSIMフリースマホ「TCL PLEX」。白物家電メーカーが手がけるスマホの実力を検証しました。【もっと写真を見る】

 本稿でレビューするのは、TCLのSIMフリースマホ「TCL PLEX」。TCLは薄型テレビやエアコン、冷蔵庫などを開発する中国の家電メーカーで、日本国内でも液晶テレビを販売しています。本製品は、TCLブランドの製品として初めて手掛けたスマートフォンです。
 
 正規代理店であるFOXの直営ストアのほか、Amazon.co.jpなどから購入できます。価格は2万9800円。カラーは「オブシディアンブラック」「オパールホワイト」の2色がラインナップされています(オパールホワイトは売り切れ状態)。
 
 goo SimsellerでもOCN モバイル ONEの音声SIM契約を条件に通常価格2万100円で取り扱っており、3月25日の11時までの期間限定で9000円の特別価格。さらに、データバックアップやセキュリティー対策が利用できる「あんしんモバイルパック」に加入すると、3000円引きの6000円で購入できます。ただし、カラーは「オブシディアンブラック」のみです。
 
 今回はTCL PLEXを約1週間使う機会を得たので、その使い勝手をレポートします。
 
ハイエンドのようなサイズ感
背面のカラーリングが魅力
 本体はハイエンドスマホのようながっしりとしたサイズ感。一般的な男性の手でもやや持て余しそうな大きさです。背面がゆるやかに湾曲しているため持ちにくさはないものの、画面端には指が届かず、片手操作は難しいでしょう。落下の不安もあるので、付属のクリアケースを使うのがよさそうです(さらにサイズは大きくなってしまいますが)。
 
 背面のカラーは光の当たり具合によって表情が変わる深い色合いをしています。今回借りたオブシディアンブラックは、青や緑などオーロラのように変化を見せるのが印象的。もう片方のオパールホワイトも実物はどんな色なのか気になります。
 
 そのほか、3.5mmイヤホンジャックや、機能を割り当てられる「スマートキー」を搭載。DSDSに対応します(SIMはドコモとソフトバンク回線のものに対応)。
 
 液晶ディスプレーは約6.53型、解像度はフルHD+(2340×1080ドット)。ベゼルの存在感はわりとありますが、パンチホール式のフロントカメラを採用したため、画面占有率は約90%を確保しています。
 
 TCL PLEXの特徴は、ゲームや動画、写真を高画質化して表示する「NXTVISION」機能。製品ページの説明によると、実際に目で見た色とディスプレーで表示する色の差を表す指標「ΔE(デルタE)」は1以下であるとのこと。この数値が小さいほどリアルな色彩を表現できていることを示しますが、iPhone XS MaxやGalaxy S10+は1.9という数値なので、テレビメーカーであるTCLの技術が存分に活かされているようです。
 
 実際に筆者の体感でも、発色はとても鮮やかで、華やかな印象を受けました。他にも、SDR画質のコンテンツをHDR画質にアップグレードする機能や読書モードを搭載しています。
 
カメラはオールラウンドな性能
ただ1つ気になるのは
 TCL PLEXもう1つのウリが3眼のメインカメラ。3万円を切る価格ながら、標準(4800万画素)+123度の超広角(1600万画素)+暗所用の低照度カメラ(200万画素)という構成です。また、AIが撮影モードを自動選択したり、動画撮影時に被写体を識別し自動でズームしたりといった機能を備えています。
 
 感触としては、明るい場所ではきれいに撮影できました。中国メーカーのスマホは色の補整がきついと感じるときもあるのですが、不自然さのない仕上がりになっていました。食事のシーンも満足いくクオリティーです。もう少し光が多ければさらに美味しそうに撮れたように思います。
 
 また、背景をぼかして撮影できる「ポートレイト」モードも使えます。ボケ具合はやさしめ。価格帯の低いスマホでは、ぼかしが雑になり被写体と背景の境界があいまいになってしまうことも少なくありませんが、TCL PLEXは背景のみをしっかりぼかし、被写体を際立たせることができていました。他にも人物や動物などの被写体で試してみたいところ。ポートレート撮影の実力はかなり高そうです。
 
 次は夜景撮影用の「スーパーナイトモード」を試してみました。通常モードと比較すると、白系の光はぐっと抑えられ、それ以外の色味が強まる印象です。明暗のバランスはうまくとれています。写真中央の看板広告や右側の建物上部のライトを見ると、それぞれ色味が濃くなっていることがわかるかと思います。
 
 インカメラは2400万画素。画面下のスライダーで補整効果を調節できます。ポートレート撮影の背景ぼかしと同様に、補整はやさしめにかかります。
 
 ただ1つだけ気になるのは、シャッター音がとにかく大きいこと。「カシャッ」「パチッ」ではなく、「ガシャリ!」という感じで、周囲に人がいると振りむくのでは? と思うレベルの爆音(他機種と比べて)です。スクリーンショットでも同じ音が鳴るので、もう少し小さいと外でも気兼ねなく使えるのですが。
 
動作は予想以上に快適
 OSはAndroid 9で、それを基にした独自UIを採用しています。さらに、Android 10へのアップデートも予定されています。CPUはクアルコムのSnapdragon 675を搭載。メモリーは6GB、ストレージは128GBという構成になっています。
 
 スマホのパフォーマンスを数値化して評価できる「AnTuTu Benchmark」アプリでベンチマークを何回か計測してみると、21万点台を記録。スコアはミドルレンジ相当ではありますが、動作自体は非常に快適。まったく不満なく使えました。
 
 バッテリー容量は3820mAh。Quick Charge 3.0(18W)の急速充電に対応します。外出先で写真を撮ったり地図アプリで経路案内を使ったりしても、電池切れになる不安はありませんでした。またロードバイクで走行する際に、経路や時間を計測するアプリを使ってみましたが、約2.5時間で20%弱の減りでした。常時GPSが動作するため電池消費も激しくなりますが、予想よりも消費を抑えてくれた印象です。万が一、バッテリーが心配になっても「節電モード」が使えます。さらに残量をセーブできる「超小電力モード」も搭載します。
 
 本体左側の「スマートキー」は操作を割り当てられる便利機能。割り当てられる操作が豊富にあるのが特徴です。今回は慣れるまで使えませんでしたが、自分好みにカスタマイズするとさらに使いやすくなりそうです。
 
 その他、指紋認証・顔認証の両方に対応します。顔認証の速度はかなり速く、真正面から少しずれていても認証されるようです。また手をいっぱいに伸ばした距離でも問題なく解除できました。すばやくロック解除できるのは便利ですが、セキュリティ面で少々気になるところではあります。おサイフケータイ、防水・防塵性能には非対応です。
 
【まとめ】ディスプレーとカメラはハイエンド並み
コスパに優れた1台
 TCL PLEXの特徴は、ディスプレーの品質とカメラの性能。発色の良さは際立っていて、美しいだけでなく見やすいのもうれしいポイントです。カメラは欠点のないオールラウンドな性能で、ポートレートや夜景撮影も高品質で仕上げることができています。この2点では、ハイエンドモデルに迫るクオリティーが体験できるのではないでしょうか。
 
 強いて言えば、防水/防塵性能を備えていたら、写真撮影などもっと広く使い倒せるのに、と思います。また、スマホ初心者向けの価格ではありますが、本体がやや大きすぎると感じる人もいるかもしれません。
 
 とはいえ、ディスプレーやカメラの性質に優れ、動作も快適。そして3万円を切る価格でこれらが楽しめるコストパフォーマンスの高さは、何よりも魅力です。低価格帯で高性能なスマホを探しているなら、検討してみてはいかがでしょう。
 
文● 友納一樹(ゴーズ) 編集●ASCII

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