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新型コロナ 失敗しない「テレワーク」(アスキー)

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新型コロナ 失敗しない「テレワーク」
[元記事]
オンラインゲームの環境を利用したリモートワークのスタイルを3年以上前から取り入れている筆者が、テレワークの実例を紹介する。【もっと写真を見る】

 新型のコロナウィルス感染拡大を抑止するため、小中高の休校要請があったのはご存じのとおり。この影響もあって、小さな子どもを持つ家庭についてはテレワークを推奨する動きが強まっている。
 
 テレワークとは、職場など1カ所にあつまるのではなく、遠隔地にいる従業員同士がインターネット回線を利用して、互いに連携を図りながら仕事をするというもの。自宅のパソコンからビデオ通話で会議をしたり、チャットでコミュニケーションをとりながら仕事を進めていくというスタイルは、オンラインゲームで複数のユーザーと連携しながら目的を遂行するのに似ている。
 
 「オンラインゲームと仕事をいっしょにするなんてけしからん!」なんて声も聞こえてきそうだが、筆者が代表を務めるタトラエディットでは、オンラインゲームの環境を利用したリモートワークのスタイルを3年以上前から取り入れている。
 
 都市の中心にオフィスを構えることなく、筆者を含めスタッフ全員が自宅勤務でさまざまな仕事をしてきた。これまでに携わっていただいた方の多くは主婦で、子育て期間中ということもあり自宅にいながら家事と仕事を両立させる点についてテレワークの参考になる部分も多々あるのではないだろうか。
 
 というわけで、テレワークの実例をまとめておこうと思う。この記事が、社会的にすこしでも貢献できれば幸いだ。
 
 なお、この記事では個人向けツールを使ったテレワーク/リモートワークの環境を紹介している。会社のコンプライアンス上、どうしてもこのような個人向けツールの利用ができないというケースがあるだろう。その場合は、参考程度にとどめ、無理をせず職場の方針に従うようにしてほしい。
 
テレワークで利用しているソフトやハードウェア
・ノートパソコン (業務利用および、チャットにて利用)
・ゲーミングヘッドセット (ボイスチャットにて利用)
・LINE (1対1の会話のときにテキスト&ボイスチャットにて利用)
・Discord (グループ会議のときにテキスト&ボイスチャットにて利用)
 
 
使用を検討したが使わなかったもの
・Webカメラ (音声のみのほうが使い勝手がいい)
・Slack (使い慣れないユーザーが多かった)
 
自宅と職場では仕事のしかたがまるで違う
 ここ福岡においても、コロナウイルスの影響による小中高の休学の波が押し寄せている。我が家の娘のケースでは、2月28日の金曜日の授業が今年度最後となり、春休みが終わるまでの1カ月以上が休みとなった。中学2年生ということもあり、昼食は自分でつくったり、買ったりすることができるため、親として仕事をする上での影響は大きくない。
 
 一方、小学5年生の長男と1年生の次男を持つ弊社スタッフHのケースとなると、話は変わってくる。
 
 スタッフH宅でも同様に、2月28日の授業を最後に春休み明けまでの長い休暇となるそうだ。休みとなれば、長男、次男ともに仕事中でも話しかけてくるうえ、そうでなくても声が大きくて気が散るのだそう。静かなのはテレビを見ている間だけ。ゲームを始めるとさらにボリュームが上がるとのこと。
 
 ほかにも、宿題を見たり、食事の準備をしたりと、日中は家事と育児に追われて仕事ははかどらないとのこと。寝静まった後の夜のほうが効率が上がるそうだ。
 
 職場にいるときは、家事や育児を気にすることはほとんどない。そのため、テレワークといっても業務時間内はパソコンに張り付いて仕事をすることをイメージしがちだ。ところが、実態はまったく違う。上記のような環境をイメージして、職場にいるものと自宅にいるものが連携できるようにすることが、テレワークを成功させる条件となるのだ。
 
 こうした環境の中、どのように仕事を進めているのかを紹介しよう。
 
LINEとパソコンだけでも十分なテレワークができる
 まずは、ツールに関する話から。弊社では、おもにスマホとパソコンを使って仕事をしている。とくに重要となるのが、コミュニケーションツールだ。
 
 オンラインでのコミュニケーションをとるのにはさまざまなツールがある。ビジネスで急速にシェアを拡大している「Slack」や「Chatwork」、マイクロソフトの「Teams」などなど。弊社でもわりと早期にSlack導入を行ったが、じつのところ現在はまったく利用していない。
 
 現在、弊社のメインスタッフとは「LINE」のみでやり取りしている。テキストチャットツールとしての使い勝手がいいのはもちろん、パソコン版をインストールすることで、画像やPDFなどのファイルを手軽に送受信できるようになる。グループ通話で会議を行うことも可能だ。
 
 セキュリティ面での不安も、ひと昔前にくらべてずいぶんとよくなった。LINEは1つの電話番号につき、スマホ+1台のパソコンまでの利用に限られる。以前に問題となったアカウントの乗っ取りなどが起こりにくいという点でも、Slackより信頼できると筆者は感じている。なお、ビジネス向けの「LINE WORKS」というソリューションもあるが、一時的にテレワークを行うなら個人用のLINEアカウントでも十分だと感じている。
 
 弊社では、ゲーマーの方々へも仕事を依頼することがあるが、そうしたときには「Discord」を使っている。Discordはゲーマー向けのSlackという立ち位置で利用者が多く、音声通話時の音質やレイテンシが高いという特徴がある。テキストチャットやファイルの送受信も可能なので、仕事用ツールとして、Slackの完全な代替として利用可能だ。
 
重要な連絡事項はノート機能を活用する
 LINEやDiscordなどでグループを作成する場合、部署にいるすべてのユーザーをそこに放り込むことはしない。業務の案件ごとにグループ(Discordの場合はチャンネル)を作成し、かかわっているユーザーだけを登録する。案件が終了したら解散し、別の案件ではまた新たなグループを作成することで、今何について打合せをしているかが明確になるからだ。
 
 SlackやDiscordといったツールでのオンラインチャットは、自宅での作業においては時間を奪うツールとなる。だらだらと時間だけが経過し、決定を下せないこともしばしば。これを避けるには、手の空いている人が積極的に議事録をまとめ、決まったことを明示するといい。このときに、LINEの「ノート」や、Discordの「ピン留め」といった機能を活用している。
 
 家事などでいったんチャットを抜けても、ノートやピン留めを見ることで何をすればいいのかが明確になっていれば問題はない。
 
 ちなみに、このノート機能を使うようになって、弊社ではGoogleカレンダーといった共有カレンダーさえも利用する必要がなくなった。仕事に関することは、LINEかDiscordを見れば把握できるので、他のツールが不要になってしまったのだ。
 
ウェブカメラは不要、マイクにはこだわるべし!
 オンライン会議となると、まず思い浮かべるのが「ウェブカメラ」だが、じつはテレワークには不要。弊社ではスタッフとの打合せにおいて、ビデオ通話はもう5年以上利用したことがない。
 
 ビデオ通話は一時の利用のためだけに自宅の一角を片づけたり、場所を選ばなければならない。女性の場合はノーメイクで顔を映すのに抵抗がある方もいるかもしれない。こうしたデメリットが多い反面、ビデオ通話で伝えられる情報量は意外と少ない。
 
 資料のわからない場所があるといったときには、画面共有が行えるほうが便利。自分の顔を見せるよりも、デスクトップの画面を映すほうがよっぽど効率的だ。Discordやパソコン版のLINEには画面共有の機能があり、手元のパソコンの画面をそのまま相手に見せることが可能だ。
 
 弊社ではゲームを扱うことが多いため、動画で画面を共有することがあるが、ほかの多くの業務においてはスクリーンショットで代用できるのではないだろうか。
 
 一方、カメラの代わりにこだわりたいのがマイクだ。ノートパソコンの多くにマイクが内蔵されているものの、いまひとつ音質がよくない。ノイズキャンセル機能を持つものもあるが、それでもタイピング音や洗濯機などの生活音を拾ってしまう。音声を聞き取れずに、同じことを何度も説明するといった機会も生じてしまう。そんなときは、ゲーミングヘッドセットを利用する。
 
 マイク機能があるBluetoothヘッドホンでも代用ができそうだが、ヘッドホンは口元とマイクの位置が離れすぎているため音声を拾わないことがある。ゲーミングヘッドセットのような、口元にマイクを近づけられるタイプなら、非常にクリアな会話が可能だ。
 
 ゲーミングヘッドセットはヘッドバンドの締め付けやイヤーパッドの形状などに工夫が施されているため装着性にすぐれ、長時間付けていても疲れにくくなっている。
 
 個人的なオススメは、ゼンハイザーの「GSP300」だ。ゼンハイザーのゲーミングヘッドセットは再生される音質が高いのはもちろんのこと、マイク性能も他社のゲーミングヘッドセットより頭ひとつ抜けている。ゲーマーにとってもなじみの深いメーカーでもある。
 
オンライン会議時の回線は質の高いものを
 ビデオ通話が不要な局面なら、それほど高速な回線は不要。とはいえ、画面共有をするなら、それなりに速い回線を用意しておく必要がある。筆者の場合は、出先ではドコモの回線を主に使い、サブとして格安SIMを用いている。格安SIMだと、画面共有時に速度が出ずに切断されてしまうことがあったが、ドコモ回線であれば安定している。
 
 自宅内ではVDSLというひと昔前の回線環境ではあるが、LTEでの通信よりも安定している。そのため、固定回線なら複数のストリームも余裕で対応できるだろう。
 
自宅での仕事を円滑にするためのひと工夫
 テレワークやリモートワークにおいて同僚と連絡をとる際に気を付けておきたいことがある。それは、相手がいつ何をしているのかがわからないということ。
 
 まず、職場にいるのと同じ感覚で話しかけないように。「ちょっと聞きたいことがあるんだけど」と話しかけている向こうでは、育児に奮闘していたり、食事の準備をしていたりするかもしれない。会話のたびにコンロに火を付けたり止めたりしていては、ストレスがたまる一方だ。
 
 弊社スタッフHの場合でも、日中は食事の準備をしている間の待ち時間に、少しずつ作業をすることが多いとのこと。家事と仕事の繰り返しが多く、線引きがあまりできないというデメリットがあるようだ。
 
 このため、日中に連絡しなければならないときは、すぐに相手が反応してくれると期待せず、チャットで簡単な要件を書き残しておくといい。たとえば「お疲れ様です、PDFの3ページ目に書かれている数値が間違っているようなのですが――」と送っておけば、相手もタイミングを見計らいやすい。このとき、問題となる箇所のスクリーンショットを合わせて送っておけば、相手はさらに対応しやすくなる。
 
 相手が確認しやすいようひと手間を加えたメッセージを送れば、通話をするまでもなく、チャットで解決できる問題がほとんどだ。
 
 また、データの取り扱いにとくに注意をしたい。企業内のデータを自宅のパソコンに置くことが多くなる

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