スポンサードリンク

富士通ミドルレンジモデルのこだわりを担当者に聞く、arrowsのハイエンドモデルは?(Impress Watch)

スポンサーリンク
スポンサードリンク

富士通ミドルレンジモデルのこだわりを担当者に聞く、arrowsのハイエンドモデルは?
[元記事]
 富士通コネクテッドテクノロジーズは、2019年6月にNTTドコモ向けの「arrows Be3 F-02L」と、ODM製品となる「arrows U」を発売し、それらを皮切りにミドルレンジモデルが続々と登場した。今回はそれらのミドルレンジモデルのこだわりや、今後のarrowsについて担当者に話を聞いた。【この記事に関する別の画像を見る】■arrows U以降の製造委託モデル、手応えは――arrows U以降のモデルは、デザインも似ており、スペックも近しいです。これらのモデルの関係性を教えていただけますか。
山崎氏
 これらのモデルは、ベースモデルは同じです。ただ「arrows RX」には指紋センサーを搭載しています。これは「セキュリティを重視するユーザーに販売したい」というキャリア様のニーズに合わせたものです。
――そうすると、(ODMモデルでも)柔軟なカスタマイズ体制があるのですね。
山崎氏
 最大限お客さまのニーズに答えられるようにしています。とはいえハードウェア的にはここが限界(指紋センサーの搭載)で、手を加えすぎるとコストアップに繋がってしまいます。
吉澤氏
 ミドルレンジモデルのラインアップの中で、arrows U以降のモデルは、「arrows Be3」よりも若干上の年齢層を狙ったモデルです。コストとのバランスや、キャリア様との話し合いで各モデルの仕様を決めていきました。
――2019年7月のインタビューでは、arrows Uはそれまでの富士通にとって異色の存在とお聞きしました。現在はどうですか。
山崎氏
 完全に馴染んできたと思います。ユーザーの皆さまに支持をいただいているのが大きな理由で、我々も自信になりました。
 最初は恐る恐る投入したところもありましたが、前の機種を長く使用されていた方を中心に多くの方にご購入いただきました。我々の独自調査ですが、5年くらい前の端末を使われていた方の乗り換えが多いですね。
 これから3Gの停波を迎えますが、3Gから乗り換えされる方向けにこのラインアップが適していたのだと思います。
――2019年10月の電気通信事業法改正により、割引の制限などが設けられました、影響はありましたか。
山崎氏
 分離プランが始まったころは、販売台数の落ち込みがありましたが、ミドルレンジモデルが伸びてきたなとは実感しています。
――支持された理由で、想定内、また予想外のものがあれば教えてください。
吉澤氏
 価格を抑えたので、フィーチャーフォンを使っていた方や、電話やメールなど、最低限の機能が使えればいいという方へのアプローチは効いたと思います。
山崎氏
 我々の調査データでは、購入の際には日本メーカー製、防水・防塵対応などが評価されています。ご購入された後には、文字の読みやすさ、文字入力のしやすさなどがトップにきていますね。
■らくらくシリーズとのターゲットの違い――そうすると、支持された理由は狙い通りですね。もっと広いラインアップで見ると「らくらくフォンシリーズ」もあります。先ほど高めの年齢層を狙っているとのことですが、ユーザーの棲み分けはどのように考えていますか。
山崎氏
 arrows Uの場合は、40歳以上の方が多く、特に50~60代が多いです。
大戸氏
 (老眼などで)文字が見えにくいということは感じつつも、「私は、まだらくらくフォンシリーズではない」というお客様に届くようにしています。シニアを強く訴求する訳ではなく、使いやすくてわかりやすいことを訴求するようにしています。
吉澤氏
 らくらくフォンシリーズが発売された当初のターゲット層の方たちと、時間が経って現在のターゲット層では、携帯電話やスマートフォンをすでに使われた方が60代にもいらっしゃって、ニーズも変わってきていると思います。
山崎氏
 一般的なスマートフォンと同じ見た目でありながら、中身は使いやすい、そのようにしています。我々はフィーチャーフォンの頃から、「ヒューマンセントリック」という人に近しい技術を磨いてきました。その技術が人をサポートする機能で、これらの端末に生かされていますね。
■ジャパネットたかたモデルの反響――ジャパネットたかたに専用モデル(arrows J)を提供するに至った経緯を教えてください。
山崎氏
 ジャパネットたかた様では、お客様のところに訪問してお渡しする販売方法をとられています。そのため、シニアのお客様が非常に多く、国内メーカーということでお声がけいただきました。訪問して設定するやりやすさなどを評価していただきました。
吉澤氏
 Y!mobile(ワイモバイル)からジャパネットたかたに提供されることになっていましたので、そのときソフトバンク向けに提供されていた「arrows U」がベースになりましたね。ベース機種はありますが、電話、電話帳、SMSを見やすくできる「かんたんセット」を追加しています。
――反響はいかがでしたか。
山崎氏
 ジャパネットたかた様では、1クールごとに機種を変えて販売されていますので、1クールで販売終了かなとも思いましたが、追加受注をいただいている状態です。お客様のニーズに合っていたのだと思います。
■一般的なスマートフォンのUIのまま、使いやすくする「シンプルモード」――あらためて、使いやすくするための具体的な機能について教えていただけますか。
吉澤氏
 すべてのモデルに「シンプルモード」を搭載して、アイコンや文字を大きくして見やすくしています。らくらくフォンシリーズのようなユーザーインターフェースではなく、普通のスマートフォンとして使えながらも、見づらさは解消しているのがポイントです。
 それぞれのキャリア様向けにデフォルトのホームが設定されていますので、シンプルホームを利用したモードに簡単に切り替えられるショートカットを配置しています。機種により変更できる部分は異なりますが、フォントや文字サイズ、電話帳なども一括して見やすいものに変更されます。
 ほかにも一部の機種には、画面を拡大できる「Exlider」(エクスライダー)を搭載していますね。また、arrows U以降のモデルには、Googleアシスタントを呼び出せる「アシスタントキー」を搭載してますが、お客様に設定していただければ、画面を拡大できる「ズーム」機能を、アシスタントキーから呼び出せます。
 ホーム画面など、基本的な部分は「シンプルモード」で、部分部分で拡大したいところはExliderやズームを使っていただければと思います。
 arrows Jに関しましては、ジャパネットたかた様向けモデルということで、シリーズの中でも若干年齢層が高めです。ホーム画面の時計表示を「AM/PM」ではなく、「午前/午後」にするといった細かい表記にこだわっていますね。お客様は気付かないかもしれませんが、不便と思われないことが大切で、配慮しています。
山崎氏
 文字入力には「ATOK」を搭載しています。一般的には、Android標準のキーボードを搭載している端末が多く、他社のスマートフォンを使うと「この予測変換が出てこないんだ」と実感することがあります。賢い予測変換を標準で積んでいるところもこだわっているところです。
――従来から富士通の携帯電話では、ATOKを搭載してきていますよね。文字入力や変換などで時代にあわせて変更してきたところはありますか。
山崎氏
 そうですね。こだわって搭載しています。
吉澤氏
 日本では、ジャストシステム様のATOKが一定の評価を得ていると思います。「Super ATOK ULTIAS」は以前から続けていますし、アカウント登録をしていただければ、流行りの言葉も入るようになっています。「令和」など、必要に応じて我々で追加していくこともありますね。
――これらの機能をユーザーに伝えるうえで、工夫したところがあれば教えてください。
大戸氏
 ミドルレンジモデルに搭載する「シンプルモード」では、見やすい「UD新丸ゴ」というフォントを採用しています。そこで、arrowsU、arrows RX、arrows M05のカタログのフォントも端末のフォントと同じものにし、文字も大きくして読みやすくしています。対象のお客様を考えてカタログを製作していますね。カタログを手にとってもらった段階から使いやすさを感じていただけるように意識しています。
――最近のスマートフォンでは、カメラをたくさん載せたり、AIを活用したりといったトレンドがあります。みなさんの中ではそうしたトレンドはどのように考えていますか。
吉澤氏
 機能の入れる、入れないというところは、営業や開発なども含めてかなり議論しているところですね。
 arrows Uは、40代以上の方をターゲットとしています。この方たちは慣れ親しんだものを好む傾向があり、機能を入れすぎてしまって価格が高くなってしまえば手に取ってもらえません。コストを抑えながら見合った機能を載せていくことが重要です。
 そうした方たちに、価値を感じてもらえるポイントを議論しながら作りました。カメラに関しては、単眼か二眼にするべきか意見が出ましたが、簡単にぼかし撮影ができることが価値に感じてもらえるとして搭載しました。
山崎氏
 そうしたトレンドのニーズは把握しています。その中でユーザーが大切にしたい部分を、日本メーカーならではの配慮で取り組みたいという気持ちがあります。トレンドに乗って同じことだけをやっていると、規模が大きいメーカーに価格で負けてしましますので、価値を感じてもらえるポイントをFCNTとして大事に取り組んでいきたいと思います。
■今後のarrows、ハイエンドモデルの投入は――今後のarrowsは、どのようになりますか。
山崎氏
 これまで通り、シニア世代や、3Gから乗り換えるお客様をターゲットとしていきつつ、5Gがスタートしますので新しい価値を提示していきたいです。そういう意味ではレンジとしては二極化しますが、我々のコアとなる「安心・安全」「使いやすさ」という部分は共通で持たしていき、さらに新しい価値を5Gの立ち上がりとともに提供したいと思います。
 我々がベースで目指している方向性としては、社会貢献があります。らくらくスマートフォンに搭載されている迷惑電話対策機能は、全国防犯協会連合会が推奨する優良防犯電話に認定されました。そうしたお客様を守る機能を追求していき、社会貢献ができる端末もしっかり増やしていきたいと考えています。
――その新しい価値というのは、まだ教えていただけませんか。
山崎氏
 そうですね(笑)。今後発表されると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。
――ハイエンドシリーズの「NX」を期待していいということですかね。
山崎氏
 5Gがはじまりますので、突破口としてフラッグシップモデルが必要です。我々がもともと得意としていたところですので、勢いよくいきたいですね。
――本日はありがとうございました。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク