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Ice Lakeでゲームは遊べる? 13.3型ノート「Razer Blade Stealth 13 Mercury White」で検証(Impress Watch)

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Ice Lakeでゲームは遊べる? 13.3型ノート「Razer Blade Stealth 13 Mercury White」で検証
[元記事]
 Razerは2019年12月、Ice Lakeプロセッサを採用した13.3型モバイルゲーミングノートPC「Blade Stealth 13 Mercury White(RZ09-03100JM1-R3J1)」の国内発売を開始した。今回は販売代理店の株式会社デジカより実機を借用してレビューしていく。【この記事に関する別の画像を見る】■Ice Lakeを採用したゲーミングノート
 Blade Stealth 13 Mercury Whiteでは、CPUにIce Lakeこと第10世代Coreプロセッサの「Core i7-1065G7」を搭載する。
 Ice Lakeでは、Sunny Coveアーキテクチャの採用によるCPU性能向上のほか、内蔵GPUに「Gen11」と呼ばれる新GPUを搭載し、Core i7-1065G7の場合、前世代のGen9 GPUから実行ユニット(EU)数が2.67倍(24基から64基)に増えたIris Plus Graphics 940の搭載で、グラフィックス性能の大幅な向上が謳われている。
 Intelでは「1080p(フルHD)の3Dゲームなら充分遊べるだけの処理能力を持ち、競合製品のRyzen 7 3700Uを上回る性能」であるとアピールしており(内蔵GPU性能、第10世代CoreはRyzen 7 3700Uを上回る)、今回はその実性能の確認も兼ねて検証していきたい。
■“通常よりもパワフル”な仕様のIce Lakeを採用
 新Blade Stealth 13では、dGPUにGeForce GTX 1650を搭載したフルHD液晶モデルと4K液晶モデル、そしてdGPU非搭載のMercury Whiteという3モデルがラインナップされている。
 すべてCPUにはCore i7-1065G7を採用しており、基本的な違いは本体色とdGPUの有無だ。またMercury WhiteモデルはdGPU非搭載である分、少し安価な価格設定となっている。
 ただし、同じCore i7-1065G7でもBlade Stealth 13 Mercury Whiteモデルは一味違う仕様で、Core i7-1065G7は、標準でTDPが15Wに設定されているのだが、Blade Stealth 13 Mercury Whiteモデルでは25Wへ引き上げられている。
 この25WというTDPは、よりパワフルな放熱設計を備えたPC向けに、IntelがコンフィグラブルTDP(cTDP)の上限値として用意したもの。
 Blade Stealth 13 Mercury WhiteはTDP 25W設定であることが明言されている数少ないPCだ。筆者が調べたかぎりでは、25W設定のIce Lake搭載でゲーミングPCを謳っているのは本製品のみだった。
■高級感のあるアルミ製筐体
 筐体は陽極酸化処理されたCNC加工アルミニウム製で、高級感のある質感。表面処理の効果か、旧モデル(本体色が黒)よりも指紋跡が目立たなくなっている。シンプルな外観デザインと相まって、ビジネスモバイルノートPCのような印象だ。
 ディスプレイは4.9mm幅の狭ベゼル設計を採用し、個別にキャリブレーションされsRGB 100%の鮮やかな表示を実現している。明るいオフィス内でも50%設定で十分なレベルの画面輝度で、表示品質に不満を感じることはほとんどないだろう。
 そのほかの製品のおもな仕様は以下のとおり。
 インターフェイスは右側面にThunderbolt 3とUSB 3.0、左側面にUSB 3.1 Type-CとUSB 3.0、ステレオミニジャックを備える。Thunderbolt 3を活用して、「Razer Core X」などのビデオカードエンクロージャを接続してグラフィクスを強化することも可能だ。
 重量は1.3kg超と最近のモバイルノートとして軽いとは言えない重さだが、ゲーミングノートというカテゴリで比べれば、かなり軽量なモデルだろう。実測の重量は1,330gだった。
 ちなみに、GTX 1650モデルは1.42kg~で重量差は60gほどだ。
 キーボード配列は日本語配列で、RGBのRazer Chromaバックライトを各キーに備える。
 一部キーが標準サイズではないため、文字入力には慣れが必要だった。とくに右上端に電源キーが配置されているため、Delキーと誤って押してしまうことが多かった。
 タッチパッドは中央に大型のガラスタッチパッドを備えており、縦方向にも広いため操作性に優れている。
 ACアダプタはType-C接続タイプで、20V/3.25Aの65W出力という仕様。モバイルバッテリのような細い形状で、サイズも小さく持ち運んでもそれほど邪魔にならない。
 プリインストールされたユーティリティの「Razer Synapse」から、LEDの制御や動作モードの設定が可能で、充電ケーブル接続時は最大電力動作の「パフォーマンス」が設定できる。
 吸気は底面から行なう仕様で、排気は底面後部と背面にスリットが設けられている。dGPU搭載モデルが用意されているだけあって冷却機構には余裕があるようで、ゲーム中も耳障りなほどファンがうるさいということもなく、外出先での利用でも実用的な騒音の範疇だ。
■ゲーミング性能を計測
 性能の計測には、ベンチマークソフトウェアとしてUL「PCMark 10」および「3DMark」を利用した。
 結果は以下のとおりで、汎用的な用途の測定を行なうPCMark 10では動作モードによる大きな差はないが、よりゲーム用途に近い3DMarkではスコアに有意な差が現れている。ゲーム利用のさいは、ACアダプタを接続して利用することを推奨したい。
 バッテリ駆動時間はModern Officeテストで8時間52分と、モバイルノートとして十分な駆動時間を記録している。
 実ゲームの性能計測として、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」のベンチマークモードを利用したほか、「フォートナイト」のクリエイティブモード、「Apex Legends」の射撃練習ステージにて数分ほど射撃や建築などのアクションを実行した平均fpsを記録した。
 すべてACアダプタを接続し、パフォーマンスモードに設定して計測を行なっている。
 結果を見ると、ファイナルファンタジーXIVについては、ネイティブ解像度のフルHD表示でも標準品質なら「とても快適」、高品質なら「快適」を記録。フォートナイトでは、プリセット低で3D解像度を100%に設定すれば、ネイティブ解像度のフルHDで安定して60fpsを記録しており、十分快適にプレイできる水準だ。
 比較的動作負荷の高いApex Legendsでも、グラフィックス関連設定を最低、解像度1,280×720ピクセルの設定で51fpsを記録している。
 結論としては、Intelの謳い文句のとおり、フォートナイトクラスの負荷のタイトルであれば、確かにフルHDで60fps動作を実現しており、CPU統合GPUとして考えればIce Lakeはこれまでにない性能を実現している。純粋にゲーミングノートPCとして購入するのであれば、よりグラフィックス性能の高いGTX 1650搭載モデルを選択するほうが良いだろう。
 しかし、モバイル向けCPUの統合GPUと言えば、一昔前には動画の再生支援とせいぜいブラウザゲームが遊べる程度だったことを考えると、ここまでゲーム性能が向上しているのは感慨深いものがある。
 本製品は、ゲーミングPCらしからぬスタイリッシュなデザインと持ち運びの容易さを活かし、「出張先でもゲームを遊びたい」というビジネスマンなどにオススメしたい。

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