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「どん底のオーケストラ」が夢のサントリーホール公演…琉球交響楽団が結成20年で初の東京進出(中日スポーツ)

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「どん底のオーケストラ」が夢のサントリーホール公演…琉球交響楽団が結成20年で初の東京進出
[元記事]
 沖縄県で唯一のプロのオーケストラ、琉球交響楽団が結成20周年にして初めての東京公演を行う。4月6日に行う県外初公演の会場は、世界的に知られるサントリーホール。ピアニスト辻井伸行さんのゲスト出演もあって、前売り券は完売。県内出身者を中心に現在34人いるメンバーにとっては「夢のまた夢」が実現する。
 同交響楽団は、かつてNHK交響楽団の主席トランペット奏者だった祖堅方正さんが、退団後に故郷の沖縄に帰って創立した。男女共学の桐朋女子高等学校音楽科時代に祖堅さんの指導を受けたことのある指揮者の大友直人さんが請われてアドバイザーとなり、2013年に祖堅さんが急逝後、音楽監督に就任した。
 もともと沖縄県立芸術大学の教授に就任した祖堅さんが、卒業生の活動の場を作ろうと構想したのが琉響の始まり。亡くなった後で、祖堅さんに依存していたことを自覚したメンバーが、積極的に運営に関わるようになった。「一つの転換点だった」と大友さん。
 「いろんな意味でどん底のオーケストラですから、前に進むしかない」。そんな精神で精進してきた。
 「現在進行形のクリエイティブな作品で多くの人を楽しませたい」という大友さん自身のテーマにも沿って、15年ぶりにレコーディングしたのが、3月4日発売の「沖縄交響歳時記」。新進気鋭の作曲家、荻森英明さんに、沖縄の四季折々を取り込んだ新作を委嘱した。資金難で頓挫しそうになったが、クラウドファンディングで実現した。
 長年寄り添い、鍛えてきた大友さんは、「普段の実力を発揮してもらいたい。曲には、沖縄の音楽素材がふんだんに盛り込まれていますから、自然に生き生きとした音楽が鳴っています。沖縄ならではの歌心、活力のある演奏をぜひ味わっていただきたい」。

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