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篠井英介、「個」はなく「公」を意識…映画「Fukushima 50」(スポーツ報知)

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篠井英介、「個」はなく「公」を意識…映画「Fukushima 50」
[元記事]
 事故現場の混乱などほとんど無視し、指令を東電本店から出す。おそらく今作を見た人の多くが、篠井演じた小野寺に憤りを覚えるだろう。しかし、この人物が話そうとする前、沈黙時の表情の変化にも注意して見てほしい。「マイク越しにやり取りする言葉が、小野寺の本心ではないように演じたつもりです。(指令は)彼が決めたことではない。置かれた立場の狭間。“個”はなく“公”を意識しました」
 福島第1原発、吉田昌郎所長(渡辺謙)との壮絶なぶつかり合い。撮影秘話になるが、これらのシーンはそれぞれ別々に撮られた。緊迫のやり取りからは信じられないエピソードだ。「特殊な共演の形でした。なので特殊なお芝居が求められていると思いました」
 変幻自在の役者だ。剛柔の演じ分け、女形から警視総監まで。芸域の広さに定評を得てきた。「いろんな役をいただき、あらゆる警察官僚はやりました。役の振り幅が大きければギャップもできますから」。取り組む姿勢は若い時から変わらない。「舞台は違いますが、映像の仕事は可能な限りお受けしたい。『僕、この役は無理』と思うのは選んでくださった方に失礼。無礼だから」。今回の役も「託された」と受け止め、迷わず引き受けた。
 東日本大震災が起きた2日後、仕事で日本を離れ、米国に向かった。「アメリカに着いてからの方が不安が膨らんで。リアルタイムで細かな情報は入ってきませんから。でも、現地のニュースでも早くから原発のことは報じられていましたね」
 今作をまだ見ていないという。「僕は臆病者。予告編を見ただけで胸が痛くなって。覚悟を決めて見ないと」。そして「昔の話ではなく、ついこの前の現実。電車が止まって何時間もかけて歩いて帰ったことを思い出す人もいるでしょう」と言い、「見る人に“同じ時”を思い起こさせる映画はそうない。そのとき中枢にいた人たちに敬意を表したい。すごく意味のある作品に参加させてもらったと思っています」。(内野 小百美)
 ◆篠井 英介(ささい・えいすけ)1958年12月15日、石川県生まれ。61歳。日大芸術学部卒。87年、劇団「花組芝居」を旗揚げし90年退団。5月スタートのWOWOW「異世界居酒屋『のぶ』」にも出演する。

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