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“Windows Search”のインデックス作成負荷は激減? 新生コルタナの今後にも期待(Impress Watch)

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“Windows Search”のインデックス作成負荷は激減? 新生コルタナの今後にも期待
[元記事]
 「Windows 10 20H1」の開発が完了し、5月中にも「Windows 10 May 2020 Update(バージョン 2004)」としてリリースされることになった。前回の「November 2019 Update(バージョン 1909)」」が比較的小幅な変更にとどまったこともあり、実質的には1年ぶりの大型アップデートとなる。「May 2020 Update」こと「20H1」は今までのバージョンよりも長い1年間もテストれされてきたため、比較的安定している。以前のようなアップグレードによる混乱は少ないと思われるが、テストが長かった分、それだけ変更点は膨大で多岐に渡る。【この記事に関する別の画像を見る】 そこで今回は、「May 2020 Update」(20H1)で予定されている新機能や改善を全6回に分けて紹介する。「May 2020 Update」はすでに“Windows Insider Program”の“Release Preview”リングで利用可能だ。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でリモートワークのシフトが進むなか、大型アップデートに不安を感じるユーザーも少なくないだろう。もし複数のPCを所有しているのならば、ゴールデンウィークの自宅待機期間を活かして一足先にテストしてみることをお勧めする。
 それでは第1回となる本稿では、OSの顔ともいえる部分の改善に迫る。「20H1」は開発期間が長かったため、前々バージョンの「May 2019 Update(バージョン 1903)」に導入されている機能も一部含まれているが、復習のつもりで読んでいただければ幸いだ。
“Release Preview”リングに参加するには?
 “Release Preview”リングでは“Windows Insider Program”でもっとも安定したビルドが提供されており、正式リリース前のビルドを一足先にテストしたいというニーズにぴったりだ。
 参加するにはまず、「設定」アプリの[更新とセキュリティ]-[Windows Insider Program]セクションで“Microsoft アカウント”でログインし、希望するプレビュービルドの設定を“Release Preview”に切り替える。するとOSの再起動を促されるので、指示に従ってOSを再起動しよう。あと“Windows Update”を手動でチェックすれば、プレビュー版がインストールされる。
■大きくグレードアップされた検索機能“Windows Search”
 まず注目したいのが、大幅に改良されたOSの検索機能“Windows Search”だ。Windowsでは近年[スタート]画面、検索ボックス、「コルタナ(Cortana)」の分離が図られている。[スタート]メニューのプロセスは独立し、応答性と安定性の向上が図られ、「コルタナ」も後述するようにOSから分離された単体のアプリとなり、今後は独自に機能が拡充されていく。
 “Windows Search”の場合、タスクバーの検索ボックスにフォーカスを移動させたり、[Windows]+[S]キーを押すと現れる画面“Search Home”でいくつかの改善が行われた。たとえば、画面下部には[天気]や[トップニュース]といった“クイック検索(Quick Searches)”が追加。わざわざキーワードを入力しなくても“Bing”の検索結果が得られるようになった。[今日は何の日]や[新しい映画]といったボタンが用意されている地域もあるという。
 また、また“Search Home”に表示される検索結果も改善。Web検索プレビューのデザインがリッチになり、より多くの情報が表示されるようになった。
 ちなみに、これらの変更はサーバー側のアップデートで実現されている。「Windows 10 バージョン 1809」以降であれば利用できるとのことなので、手元のPCで確認してみてほしい。最近では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)関連の情報が提示されるなど、日常のニーズに即した内容が表示されるのは、サーバー側の実装によるメリットといえるだろう。
 さて、ここまでは表面的な変更だが、“Windows Search”では内部的なブラッシュアップも行われている。
 Microsoftは“Windows Insider Preview”プログラムで、Windowsの改善のためにユーザー行動を匿名で収集している。そのなかでも開発チームの目に留まったのが、一部のユーザーが“Windows Search”のインデクサーを止めてしまうことであったという。
 インデクサーは、検索のための“目次”をバックグラウンドで生成する。これがなければOSの検索機能は著しく低下してしまうが、それでも無効化される理由として、CPUを過剰に占有する、システム全体のパフォーマンスを損なう、インデクサーが重い割りに検索の質が向上しないといった意見が寄せられたという。
 そこで同社はインデクサーの挙動を見直し、なるべくユーザーの操作を妨げないように改善した。具体的には、以下の場合にはインデクサーを停止したり、処理を削減するなどして負荷を低減している。
・ゲームモードがONになったとき
・省電力モードがONになったとき
・低電力モードがON(“Connected Standby”中など)になったとき
・デバイスが低電力モードから復帰したり、ログオンしたあとのウェイクアップ処理中
・デバイスがAC電源(給電状態)からDC電源(バッテリー駆動)に移行したとき
・CPU使用率が80%を超えている場合
・ディスク使用量が70%を超えている場合
・デバイスのバッテリー残量が50%未満になったとき
・デバイスのディスプレイがOFFになったとき
 そのほかにも、「Git」などでバージョン管理しているフォルダーも、インデックス化処理の対象から外される。こうしたフォルダーは“Windows Search”が管理するよりも、独自の検索ツールに任せた方が効率がよいからだ。また、「Visual Studio」のパートナー企業と協力してプロジェクトフォルダーを“Windows Search”の対象から除外した結果、ディスク使用量が30%も改善されるケースもあったという。
“Windows Search”のインデクサーを診断するツール「Indexer Diagnostics」
 OSの大型アップデートには直接関係ない話だが、Microsoftは“Windows Search”が適切に動作しているか、何を行っているのかを知りたいというユーザーのニーズに応えるため、診断ツールをベータ版として提供している。インデクサーのトラブル解決にも役立つため、パワーユーザーはインストールしておいても損はない。
・Microsoft、Windows検索のインデクサーを診断するツール「Indexer Diagnostics」をベータ公開 – 窓の杜
■「コルタナ」はアーキテクチャーを一新 ~基礎固めが完了、実力発揮はまだ先
 一方、パーソナルアシスタント「コルタナ」はOSから切り離され、独自のアプリとなる。新しい「コルタナ」は独立したウィンドウを持ち、ドラッグ&ドロップで自由に移動させたり、サイズを変更できる。また、「Microsoft 365」との連携が深められ、スケジュールや“Microsoft To Do”によるタスクの管理、ユーザーとファイルの検索もサポートされる予定だ(米国から順次ロールアウト)。Appleの“Siri”やAmazonの“Alexa”などに後れを取る「コルタナ」だが、今後はMicrosoftのOfficeツールや企業ポータル、“Bing”検索サービス、AI技術との連携に活路を見出す方針のようだ。日本でのサービスも再開する見込みで、これからどのような展開を見せるのか楽しみだ。
 なお、これらの変更に伴い「コルタナ」にはいくつかの変更が加えられる。まず、個人または組織の“Microsoft アカウント”によるログインが必須となる。ユーザーの個人情報は「Microsoft 365」サービスのプライバシー、セキュリティおよびコンプライアンスの規約に準じて保護される。また、この変更により音楽再生やスマートホーム、サードパーティなど、一部スキルは利用できなくなる。
 また、サービス終了(EoL)に達した古い「Windows 10」から順次、従来の“コルタナ”は廃止される。“コルタナ”を引き続き利用するには、新しい「Windows 10」へのアップデートが必要だ。Androidに提供されている「Microsoft Launcher」でも4月末までに“コルタナ”サービスが無効化される。
・従来のコルタナが順次廃止、Androidアプリ「Microsoft Launcher」でも4月末までに終了 – 窓の杜
■仮想デスクトップ機能にもテコ入れ
 用途や目的に合わせて複数のデスクトップを切り替えられるようにする“仮想デスクトップ”には、リネーム機能が追加された。頭の中で“1つ目は仕事用、2つ目はプライベート……”と使い分けてもよいが、具体的な名前が付けられればそれに越したことはない。
 仮想デスクトップは“タスク ビュー”([Windows]+[Tab]キー)の上部で作成・切り替えが可能。“デスクトップ1”、“デスクトップ2”といった切り替えタブの名前ラベルをクリックすると、リネームするためのテキストボックスが現れる。仮想デスクトップの名前にはカラー絵文字も利用できるので、好みにデコレーションしてみても楽しいだろう。
■その他の改善
 そのほかにも、「20H1」では“アクション センター”や通知トーストのデザインを改善。タスクバーの予定表のポップアップから簡単にイベントを作成できるようになった。これらの機能は「November 2019 Update」から導入されている。
・「Windows 10 November 2019 Update」って旧版となにが違うの? – やじうまの杜 – 窓の杜

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