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ネットワーク カメラへの対応、地味に強化された「拡大鏡」 ~その他の改善を紹介(Impress Watch)

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ネットワーク カメラへの対応、地味に強化された「拡大鏡」 ~その他の改善を紹介
[元記事]
 「Windows 10 May 2020 Update(バージョン 2004)」の新機能と改善点を紹介する本特集。第6回となる本稿では、今まで触れられなかった改善をまとめる。「May 2020 Update」ではハードウェアサポートに加え、アクセシビリティでも多くの強化が施された。【この記事に関する別の画像を見る】■ハードウェアのサポート拡充□Bluetooth接続を簡略化する“Swift Pair”の改善
 「October 2018 Update」以降のOSでは“Swift Pair”と呼ばれる機能が初期状態で有効化されており、PCのそばにペアリングの準備が整っているBluetooth端末があると、そのことがデスクトップに通知される。
 「May 2020 Update」では、この“Swift Pair”がさらに改善。ペアリングがトースト通知で完結できるようになり、「設定」アプリへアクセスする必要がなくなった。また、どの端末がペアリングを要求しているのかがわかりやすいよう、トースト通知にデバイス名とカテゴリーを表示したり、ユーザーインターフェイスを改善してペアリングの手順を減らしたり、最初の通知に[閉じる]ボタンを設けて“Swift Pair”を中断できるようにするなど、細部に工夫が凝らされている。
 “Swift Pair”は現在、以下のMicrosoft製Bluetooth製品で利用可能だ。
・Surface Ergonomic Keyboard
・Surface Precision Mouse
・Surface Mobile Mouse
・Surface Arc Mouse
・Surface Headphones
・Microsoft Arc Mouse
・Microsoft Modern Mobile Mouse
・Microsoft Bluetooth Keyboard
・Microsoft Bluetooth Mouse
□ネットワークカメラへの対応
 さらに、「May 2020 Update」ではネットワークカメラがサポートされた。ローカルエリアネットワーク(LAN)で繋がる監視カメラ・防犯カメラ・定点カメラなどを「設定」アプリの[デバイス]-[Bluetooth とその他のデバイス]セクションから登録し、「カメラ」アプリでスナップショットを撮影したり、ビデオをストリーミング再生できるようになる。
 ただし、「May 2020 Update」と接続するにはネットワークカメラが“ONVIF Profile S”や“WS-Discovery”というプロトコルをサポートしている必要がある。また、現在のところ「設定」アプリから接続できるのは認証なしのカメラに限られる。今はまだAPIが整備された段階に過ぎないが、今後の発展に期待したい。
□視線追跡による入力の拡充
 Windows 10では、視線追跡(アイトラッカー)デバイスによる入力機能がサポートされている。これはおもに筋萎縮性側索硬化症(ALS)などを患い、身体の自由に著しい制限を抱えるユーザーのための支援デバイスで、視線の微細な動きだけカーソルをコントロールできるようになる。
 「May 2020 Update」ではアイトラッカー用の新しいコントローラーが導入され、[Ctrl]や[Shift]といった装飾キーと組み合わせたドラッグやクリックが可能となる。
 また、アイコントロールをONにすると現れる“ランチパッド”には、一時的に非表示にする機能が導入された。Windows 10の視線制御機能を活用したフリーゲーム“Eyes First”などのフルスクリーンコンテンツを楽しむのに役立つ。一時停止をキャンセルするには、目を少し閉じたり、画面から目をそらしたりするだけでよい。
 こうした改善を反映して設定画面もアップデートされており、新機能の有効化だけでなく、目の動きに対するシステムの応答性などのパラメーターを調整することができる。
■「拡大鏡」をはじめとするアクセシビリティ の強化
 このようにWindows 10はアクセシビリティの改善に注力されており、「May 2020 Update」では視線追跡以外にもさまざまなところで機能強化が行われている。そのすべてを紹介するには紙幅が足りないが、今回は健常者にも役立ちそうな改善をいくつかピックアップしよう。
 まずは、Windowsのデスクトップを拡大表示する「拡大鏡」だ。目に不自由がなくても、デスクトップの細かい部分をみたり、聴衆を前にプレゼンテーションでデスクトップを見せたい場合などに役立つ。[Windows]+[+]キーで手軽に呼び出せるので、覚えておくとよい。
 「May 2020 Update」の「拡大鏡」アプリは、“ダーク テーマ”をサポート。OSの設定に応じて、UIのテーマが切り替わるようになった。また、読み上げ機能が統合され、フォーカスのあるコントロールのラベルを音声で再生できるようになった。初期設定のショートカットは[Ctrl]+[Alt]+[Enter]キーだが、装飾キー([Ctrl]+[Alt])に何を使うかはユーザー側でコントロール可能。テキストカーソルを中央に固定表示するオプションなども追加されている。
 そのほかにも、「設定」アプリでマウスカーソルのスピードを調整できるようになった([デバイス]-[マウス]セクション)。また、日本語には対応していないもののディクテーション(音声によるテキスト入力。[Windows]+[H]キーで利用可能)をサポートする言語が拡充されている。
■一方で、「メモ帳」のストアアプリ化はキャンセル
 さて、ここまで「20H1」で加えられた改善を紹介してきたが、なかには「May 2020 Update」に導入されたなかったものもある。その一つが、Build 18963で実施された「メモ帳」アプリのストアアプリ化だ。
 Windowsの「メモ帳」アプリはOSに深く統合されており、テストされた機能改善を一般リリースするには、OSの大型アップデートを待たなければならない。フィードバックに応えて「メモ帳」が強化されても、それが実際に利用可能になるには数カ月から1年待たなければならないわけだ。
 「メモ帳」アプリがOSから切り離され、システムからアンインストールしたり、“Microsoft Store”から手軽に再インストールできるようになれば、こうした問題は解消されると期待されていたが、何か問題が発覚したのだろうか、「May 2020 Update」には導入されなかった。今後に期待したい。OSのオプション機能から削除できるが、“Microsoft Store”からはインストールできない。
■おわりに
 「May 2020 Update」は「Creators Update」のようなテーマを持った改良ではなく、フィードバックに基づいた細かい改善と不具合の修正が中心となっている。「設定」アプリを拡充して「コントロール パネル」からの脱却を図ったり、OSの機能を単体アプリやパッケージに分離して、追加・削除可能にするといったトレンドはあるものの、なによりも“ユーザーの日頃の不便を解消する”という目線でアップデートが行われている。
 それだけに、ユーザーからのフィードバックは今後も重要な意味を持つことになるだろう。「20H1」ではユーザーの要望を集める「フィードバック Hub」の改善もテストされ、検索画面のアップデートや実績ページの刷新が行われたほか、英語のフィードバックを“Bing”で翻訳する機能、フィードバックのカテゴリーを提案する機能、英語のフィードバックを閲覧したり投稿できるクロスランゲージ機能、新しいフィードバックを下書き保存してクラッシュによるデータ損失を防止する機能などが導入され、着実に使いやすくなっている。
 もし何か気づいたことがあれば、[Windows]+[F]キーで「フィードバック Hub」を起動して、提案を送ってほしい。

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