スポンサードリンク

過疎化した5インチベイを救え! HDDやLANのアクセスランプをタコメーターにして地域復興!(Impress Watch)

スポンサーリンク
スポンサードリンク

過疎化した5インチベイを救え! HDDやLANのアクセスランプをタコメーターにして地域復興!
[元記事]
本連載では、家電製品から実験機器の製作、プログラミングなど、幅広いジャンルで活躍するテクニカルライター藤山哲人氏がさまざまな工具をレビューしたり、多少無茶なことにチャレンジしたりしていきます。【この記事に関する別の画像を見る】 最近使い道がなくなって、空き家が多くなってる5インチベイ。なんとかしてこの空き家を有効活用しようということで、前回はオリジナルの5インチベイケースの作り方をご紹介した(めっきり使わなくなった5インチベイに俺様好みのアレをぶち込む!)。
 でもただケースを作ってもおもしろくないので、電子工作キットの時計を実装してお茶を濁した(笑)。
 But! 今回はちゃんと電子工作っぽいことをしてみよう。なんとHDDやLANのアクセスランプ(LED)を、アナログメーターにしてカッチョよくする! 頻繁にアクセスすると針が大きく振れ、アクセスがない場合は針が触れない。まさにエンジン回転数を示すタコメーターっぽいものを作ってみよう。
 とはいえ回路は簡単。ぜひあなたのPCにもタコメーターをつけてほしい! 自己責任だけど、たぶん無線LANルーターのアクセスランプも同じ回路でいけると思う(5V駆動のLEDなら)。
■5インチベイ1段に収まるメーターは秋月電子のVUメーター!
 5インチベイ1段用のケースは、前回の記事を参照してほしい。さてこれに収まる、アナログメーターを探してみたが、なかなか適当なものがない。いきなり立ち往生! 後先考えずにまず工作しはじめると、こうなるので注意! (笑)。
 なんとか5インチベイ1段に収まりそうのは、秋月電子で売っていたVU(Volume Unit)メーターだ。ん~、なんかイメージ違うけど、とりあえずコレで行こう! 秋月以外でも入手できそうな、一般的なアナログメーターは5インチ2段が必要なので、今回は2段の大型版も作ってみることにした。臨機応変な筆者はさすが! 無計画とも言う。
 「そもそもVUメーターってなに?」って方もいるかもしれないので簡単に説明すると、「録音するときのボリュームを視覚化するメーター」だ。たとえばICレコーダーやソフトでデジタル録音するときに、音の大きさによってヒョコヒョコ動くメーターのこと。あれで録音したときの音量レベルが視覚的にわかる。
 秋月で見つけたVUメーターは、500μAの電流計で450円とリーズナブルだったので、試しに使ってみることにした。メーター選びのポイントは「電流計」であること。「電圧計」だと、回路が難しくなっちゃうので却下! LEDが何個も並んだVUメーターもあるけど、あれも実態は電圧計なので却下。
 メーターがそろえばあとは簡単。今回必要な電子部品は次のとおりだ。
 これらの部品を写真のように配置して、はんだ付けしていく。回路はすごく簡単なので、はんだ付けしたらきちんと部品同士がつながっているかを目視でチェックしよう!
 この回路のポイントは、電解コンデンサの容量。VUメーターがすごく小さく、針がすばやく動くのでちょっと大きめのコンデンサを入れて針の動きを鈍くしている。これでもちょっと速いなと感じたら、容量を220μF、470μFと倍々に大きくしていくといい。逆にもっとすばやく動かす場合は47μF、22μFと下げるか、いっそのことコンデンサをつけないという手も。
 一昔前のHDDなどの電源を取るペリフェラルコネクタは、電線にコネクタピンを差し込んで、ラジオペンチなどでピンをつぶして圧着する。専用の圧着工具で接続するより接続が弱いので、ラジオペンチを使った場合は念のため、はんだ付けもしておくといい。
 またコネクタハウジング(樹脂のケース)にピンを差しこむさいは、場所を間違えないように! ここには5Vと12Vの電源が来ているので、オスの場合はハウジングの切り欠きを上にして、向かって一番左側が5Vのプラス、そのとなりがマイナスとなる。
 もう1つ見慣れないICクリップという部品がある。こちらはICなどの細い足に引っ掛けて、そこから信号などを横取りするためのものだ。ICピンによっては、ボタン部分に前後があるので、外すときに注意! 基本は、ボタンの穴に電線を通して、ピンにくぼみと穴に電線を絡めてはんだ付けする。
 回路が完成するとこんな感じになる。
 これで十分完成だけど、ケースに入れるとメーターが暗くて見えない場合がある。そんなときはLEDなどでメーターを照らすライトをつけよう。このとき電源は12Vから取ったほうが失敗がない。拳銃の弾のような砲弾型のLEDを用意して、LEDの足のどちらかに(プラス側がベスト)、500~1kΩの抵抗を入れる。
 複数のLEDを使う場合は、1本1本のLEDに1つの抵抗をつけること。LEDの樹脂はアクリルなので、砲弾の頭をヤスリで削って平らにすれば、UVメーターにアクリル用接着剤で接着できるので便利だ。
 あとはケースに実装して、HDDタコメーターの完成!
 PCとの接続は、まずペリフェラルコネクタをPC内部の電源に差しこむ。このとき基板上の半固定抵抗をだいたい中央に合わせる。
 この状態でPCの電源を入れて、大きなファイルをコピーしたり、チェックディスクをかけた状態にする。HDDのアクセスランプが頻繁に光るので、LEDの足のどちらかにICピンを引っ掛けてみる。これで針がヒョコヒョコ動けば完成だ。動かなかったら反対側の足にICピンを引っ掛けければ、針が動く。
 最後に半固定ボリュームを左右にまわして、針の触れの大きさを調整すれば、調整完了だ。
■2段ブチ抜きで汎用性が無限大! に少し近くなる……かも?
 アナログメーターには5インチベイ1段は小さすぎたので、今度は2段の大ききやつに挑戦! とはいえ基本は同じ。
 1段と違うのは、前面部分の高さが1段の2倍(82mm)になってる点(そりゃそうだ)。ポイントは高さが倍になったので強度を確保するために、両側面に三角棒を接着する点。もしスイッチ類などの操作部分も実装するなら、床板側にも三角棒を接着して強度を確保するといい。
 次はメーター部分の電子工作。基本はVUメーターのときとまったく同じだが、HDDやLANのアクセスが100%っぽく表示したかったので、ここでは100μAの電流計を使った。単位のμAの上に%のシールを貼ればソレっぽく見えるはずだ。「rpm」にしてもいいかも?
 ということで、VUメーターからの変更は電流計のレンジが変わったのと、大型のメーターなので針の動きが鈍くなった点。そこで回路はほとんど同じだが、抵抗やコンデンサの値が少し変わっている。
 また今回、LANのアクセスランプ用とHDD用の2つを用意。それぞれ大きさの違うメーターを使ってみた。
 100μAの電流計はDE-550かDE-670のどちらか。違いは大きさで、550が50×50mm、670が71×60mmになっている。また前述のVUメーターは500μAだったので、こちらは抵抗と半固定抵抗の値が変わっている点に注意。さらにメーターが大きく針の動きが鈍いので、VUメーターの10分の1のコンデンサ(10μF)を使っている。
 こんな感じでHDD用とLAN用の2つを作ってケースに実装する。
 青く光るタコメーターはカッコイイかな? と思って買ってきたのに、品のない仕上がりになってしまったことに反省。いっそのことフロントパネルはクリアのアクリルを使って、ライティングなしにしたほうがよかったかも? このあたりは皆さんのセンスが問われる点なので注意していただきたい! 確実に言えるのは、筆者はセンス0ってこと(笑)。
 またレベルの調整は、大量のファイルをコピーした状態などにして、抵抗を左に回し100%を指すようにすればいい。右に回すと針の最大値が少なくなる。振り切ってしまう場合は、半固定抵抗を右に回そう。
 実際に5インチベイに仕込んでみたらこんな感じ。ブルーLEDが、エロいお店みたいに品格を一気に下げてしまうので、ここは白か電球色にしたほうがよさそう。写真ではかなり紫色に見えるけど、本当はもう少しブルーなんだよーーー!
■5インチベイを活用して熱帯魚の水槽や冷蔵庫を作ってみよう!
 2回にわたってお届けしたてきた5インチベイの活用法。今回は時計とHDDのアクセスランプをタコメーター化してみたが、いかがだっただろう? もし工作意欲が沸き立った方は、5インチベイをアートしてみるといい。
 たとえば、2段使って小さい水槽を作り、そのなかにキレイな熱帯魚を飼育してみるのもいいだろう。PC内部の廃熱でいい具合に水温が上がるので、熱エネルギーの有効活用にもなる。ただ長時間ベンチを走らせたり、ゲームし続けると煮魚になるので注意! ポンプを組み込んだり、防水性を考えたりで時間はかかるが、インパクトはスゲー!
 またペルチェ素子を使って冷蔵庫を作ってもいいだろう。断熱材は発泡スチロールを使い、前からアクセスできるドアもつける。廃熱はPC内に流して、電源ファンなどを使って吐き出してやればいい。ペルチェ素子の大きさにもよるが、1,000Wクラスの電源を付ければ、ガリガリ君を保存できる冷凍庫ぐらいは作れるはずだ。

スポンサードリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク